知人が、自分の母親を連れて病院を受診しました。それまでは一人暮らししていたという70歳代前半の方です。礼節は保たれて、穏やかに対応されますが、診察してみると記憶障害があります。いろいろな検査の結果、痴呆症の初期である可能性が考えられました。
愛する人が痴呆症であると言われたら、それは、とても悲しいことに違いありません。場合によっては、癌であると告知されたのと同じぐらいの衝撃があるかもしれません。そして、痴呆が進行するにつれて、介護する人には、大きな負担がのしかかります。
このページは、痴呆の人を介護している人々の心のケアを目的に作られました。痴呆症について現在までに分かっていることや、介護する人への助言、介護をしている人の体験談などを載せていく予定です。
御意見をお待ちしております。(1999.11.10)