●高血圧、糖尿病、高脂血症(脂質異常症)の管理 |
いわゆる生活習慣病の問題ですが、これらは、血管系の異常(動脈硬化)を介して脳の働きに影響します。脳梗塞や脳出血などにより脳機能に影響することはもちろんですが、こういった血行以外の面からの悪影響も考えられることから、これらをきちんと管理することが大切です。定期検査を受けたり、かかりつけの内科主治医を持つことが役立ちます。 |
●食事 |
抗酸化物質であるビタミンE、ビタミンC、ベータカロチンを摂取することで予防に役立つ可能性があります。この場合、サプリメントからでなく、食物からの摂取が効果的とされています。魚の摂取もAD予防効果を持つと報告されています。魚油の中のω-3系の長鎖不飽和脂肪酸は、血栓予防、抗炎症作用を持っています。 |
●運動 |
ウオーキングなどの有酸素運動が健康高齢者の認知機能改善効果を持つとされています。ウオーキングによる改善のメカニズムとして、脳血流の増加作用、神経成長因子への刺激などが考えられています。 |
●脳を鍛える・学習 |
教育歴が長いとADの危険性が低下するというデータがあります。学習はシナプスの密度を増して、知的予備能力を高めます。その意味でも、生涯学習や脳トレなどは認知症を予防する効果があると考えられます。 |
●ストレスをためない |
高齢で脳も健康な人を見ると、あまりストレスをためこまずに楽観的な方が多いようです。より良い生活習慣を作るためにもストレスをためないような生き方をしたいものです。 |
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